2023/10/12 19:33
『母の前に1人の女性、人間であること』
母になった私は、この言葉を頭の片隅に置きながら、いつもほんの少しだけ意識するようにしていました。
きっとこのブログを見てくださっている皆様の中でも
同じようなことを意識してこられた方は多いのではないでしょうか?
(いろんなお立場があると思いますがこちらで伝えたいのは『母と言うか、個人、私自身を意識する』という事です。)
ですがこの言葉、育児や家事だけではなく、色んなことを頑張れたりするのですが、
私の場合は、今から思えば出産後の数年はただでさえ社会から置いてけぼりにされたような感覚があるのに
自分の事を優先して出来ない、
でも母であることだけが私ではないと意識すればするほど、理想と現実のギャップに苦しくなったような気がします。
これはただ私の経験談なだけで、皆が皆、そうではないと思いますが、
この言葉を意識すればする程、私はなぜだかず〜っと、
何かに遠慮したり、見えない誰かと競争していたような気がしますし、、、焦ってたなって。
40歳目前で私の元に生まれてきてくれた娘は、今年7歳になる年で、この秋から小学生になりました。
まだまだ手は掛かりますし、日々いろんな業務に追われたり、今まで出来なかったことに取り掛かったりと
あまり変わらぬ毎日を過ごしてはいますが、小学校入学と同時にバス通学になったので
今まで1日3時間を車での送迎に費やしていたのもなくなり、随分と楽になってきました。
元々不器用なのですが、一つのことだけをやって満足するタイプでもなく、あれもこれも、、、
とにかくすぐ良いと思ったらやりたくなる。
でも、実際には全てをこなすほどキャパが広いわけでもなく、、、
そんな中で子育てもしているわけなので、なかなか思い通りにいかないことが、、まぁ多いこと。
自己否定、焦る、自己否定、焦る、焦る、、、笑
しかし、子育てを6年していると、思い通りに行くことが奇跡で、思い通りにいかないことを楽しんでやるしかない!
という境地にも達します。
言葉ってその人のその時の背景や経験値、キャパシティで、同じ言葉を同じ人が聞いても全く別物になると思います。
同じ本や映画をまた何年か経ってから見て、感じ方が違うのと同じで。
そして、ほんの少しだけ自分に余裕が持てた今、
『母の前に1人の女性、人間であること』を誰に遠慮することなく当然であると思えてきた自分がいます。
今『セルフラブ』という言葉をよく耳にしますが、1番は自分を受け入れて、愛して、大切にしなければ
本当の意味で他者を思いやったり、愛したりすることは出来ないし、出来たとしても
本来私たちは自分自身の人生を生きるために
生まれてきているのだから、自分より他者を優先させ過ぎてしまうと
壊れてきてしまうものがあるのだと思うのです。
そして、幼い娘の人格が形成される過程の中で、
どう子育てをしていくべきなのか、、、
正解のない答えを求めて、非常に悩みましたし、今もよく考えます。
出来れば少しでも心に晴れの日が多い人生であってほしいと。
ですからこの『セルフラブ』は、上手く娘に伝えていかなくてはいけない大切な事だと感じています。
まさに私自身がそうなのですが
「他人のことはわかるけど、自分のことはなかなかわからない」と言いますが、
これはひょっとして、自分を愛せていれば、自分を肯定してあげられていれば、
そんなことは起こらなくて、自分のことをまずわかってあげられる自分になれるんじゃないかと
最近思うようになりました。(まだ確信には至りません。あくまで想像です。)
でもそれに気づけた今、そう思った今、
まずは自分をちゃんと見てあげようと思います。
自分の体、心の声、自分の全てに耳を傾けて、
大切にしてあげようと思います。
良いところも、そうじゃないところも、
そのままの自分を受け入れること、
自分を労ってあげる事が大切だなって。
そしてやはり、おうち時間の充実、自分のライフスタイルを整えること。
人様から見えないところで、自分を綺麗に心地よくしてあげる。その中で生活する。
つい流されがちな日常生活だからこそ、意識をしていきたい。でも出来るところから、少しづつ、少しづつ、、、
まさに私は自分に足りなかった、必要なものが欲しくてCebalasiを作りました。
コロナ禍で、おうち時間に目覚めたところからのブランドストーリーがCebalasiにはありますが、
その奥の奥を探ると、私自身が足りない
「自分を本当の意味で大切にすること」に行き着いた気がします。
「自分を本当の意味で大切にすること」をCebalasiの裏テーマとして、
今後もしっかりと商品作りをして、Cebalasiを纏っただけで幸せな気持ちになれるような、、
そんなブランドにしていきたいと改めて思います。
そしてその先に、より周りの人へのリスペクトと愛をもって接していける自分になっていけたら、
本当に、すごく幸せだなって!
Cebalasi 廣瀬規子
軽くて暖かいモンゴルカシミヤの
カーディガンは、ずっとずっと、
日常にさらっとストレスなく羽織れる
ニットが欲しくて作ったもの。
本当に軽くて暖かいんです。
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今までのBlogはこちらから→ https://cebalasi.theshop.jp/blog