2025/06/09 13:34

最初は体調の不調から始まったものの、
次第に心の奥にあった「癒されずにきた傷」と向き合う時間になっていきました。
日々の生活の中で、誰かと出かけたり、
人と関わることももちろんありましたが、
極力「自分が本当に今やりたいこと」に時間を使うようにしてきました。
もしかしたら、お付き合いが悪く感じられたこともあったかもしれません。
でも、今はそうして過ごしてきた時間に心から感謝しています。
ここ最近、感情が大きく揺れ動く出来事もありました。
長い間、自分の中に溜め込んできたものが一気に噴き出したような瞬間で、苦しい時間でしたが、
それでも「吐き出してよかった」と思っています。
言葉にしてはじめて見えてきたもの、気づけたことがたくさんありました。
そして今、私は「あれ、私、また頑張れるかも」と、そんなふうに感じ始めています。
20代はたくさん失敗して、30代はもがきながらも挑戦し続け、
40代では、母として、人として、未熟さと向き合う日々。
子どもを守りたいのに、自分が未完成すぎてどうしていいか分からなかったり、
自分の弱さに苦しくなったり…。
どの時期にもさまざまなことがあったけれど、
今振り返ると、どれもそのときの私にとって必要な経験だったと思います。
だからこそ、そのすべてが、今の私を形づくってくれたと思っています。
最近は、陰陽五行を学びはじめたこともあり、
人や出来事、物ごとすべてに「陰」と「陽」があるという考え方が、すっと心に入ってくるようになりました。
光と影、静と動、表と裏。
どちらか一方だけではなく、両方があるからこそ、この世界は成り立っていて、それは人の心や人生にも同じことが言えるのだと思います。
誰の中にも、明るく照らされる部分と、
そうでない部分の両方がある。
それを知ったとき、どちらもあっていい、
どちらもその人らしさなのだと、少しずつ受け入れられるようになってきました。
だからこそ今、他者との関係においては、
「どんな人にもリスペクトを持って接すること」
「助け合っても、依存し合わない関係を築くこと」
を大切にしながら、生きていきたいと強く思っています。
そして、本当の意味で誰かを許すには、
まずは自分自身を癒してあげること。
まだまだ道の途中ではあるけれど、それでも私は、これからは「もう今しかない」と覚悟を決めて、
新たな一歩を踏み出したいと思っています。
これからのセバラシも、また一歩ずつ、
私らしく進んでいきますね。
今この瞬間を生きるすべての人へ、光とともに、
やさしさとあたたかさを届けられますように。
Cebalasi 廣瀬規子