2026/05/14 22:31
引っ越しをしていると、思いがけないものが、ふいに出てきます。娘が幼稚園の頃に作った作品もそのひとつ。
その作品は、娘が幼稚園の頃、2年連続で同じ時期に同じ病院へ入院していた私に向けて作ってくれた、病院の形をした作品。
本当はそこに、先生がつけてくださっていた説明文があったのだけれど、引っ越しのバタバタの中でどこかへ行ってしまい、見当たらなくなってしまいました。
病状自体は別のものだったけれど、あの頃の私は、本当に体調が悪かったのです。
先生の説明にはたしか娘の言葉として
『Mommy, you go to hospital!』
そんなような言葉が書かれていた気がします。
そしてこれは、私が退院した後に目にしたものでした。『小さな娘が、どんな気持ちでこれを作っていたんだろう。』胸がぎゅっと締め付けられるような感覚になったことを、今でも覚えています。
私はあの頃、とにかく精神的にも肉体的にも辛かった。苦しくて苦しくて、持ち前のポジティブ思考でなんとか乗り切ろうとしてみるものの、どこか何かが空回りしているような感覚がずっと抜けなくて。とにかく苦しかった。
そして、身近にいた娘もまた、小さな身体と心で、ママのその感じを受け取っていたのだと思います。
今、耳のことを学び、心と身体の繋がりについて深く感じるようになって、あの頃の自分を振り返ることが増えました。
産前産後というのは、女性のホルモンバランスが本当に大きく変化する時期でもあります。
だからこそ、理由もなく不安になったり、気持ちが不安定になったり、些細なことで傷ついたり、イライラしたりしてしまうこともある。
きっと、あの頃悩んでいたママたちも、みんなそれぞれ必死だったんだと思います。
『ママ友問題』なんて言葉もよく聞いたけれど、今になって振り返ると、ホルモンも、自律神経も、生活環境も大きく揺れている人たちが集まっているのだから、色んなことが起きやすいのも無理はないのかもしれない。
『公園デビュー』なんて言葉もあったけれど、今思うと、なんであんなにビクビクしていたんだろうって、少し可笑しくなったりして。
ちゃんとしなきゃ。
嫌われないようにしなきゃ。
浮かないようにしなきゃ。
そんなふうに知らない間に力が入っていたのだと思います。
だから今、あの頃の自分にも、そして同じように揺れながら子育てをしていたお母さんたちにも、
「本当にお疲れさま」って言いたくなる。
やっぱり、心の状態も、身体の状態も、ちゃんと感じてあげること。
これは本当に大切なことなんだと思います。
身体は、いつもサインを出している。
でも私たちはつい、その声を後回しにしてしまう。
無理をする前に立ち止まったり「本当はどう感じている?」と自分に聞いてあげたり、、。
身体や心の癒やし方がわかった今、
自分自身を置き去りにしないことを、大切にしていきたいなと思うのです。
廣瀬規子
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